医学が好きで、よく医学関係のニュースを良く読んでいるのですが、
「万能細胞のiPS細胞で○○の治療」とか、
「万能細胞のES細胞で○○の治療」とか、
「iPS細胞」や「ES細胞」という単語を耳にします。
どちらも「万能細胞」と呼ばれているみたいだけど、
とどのつまり、iPS細胞とES細胞の違いって何?
…と思う人は多いと思う。自分もその1人でした。
ですので、iPS細胞もES細胞の違いについて少しまとめておきます。
iPS細胞もES細胞も、万能細胞と呼ばれている通り、
どんな組織の細胞にも分化することができます。
再生医療の期待の医療技術と言われています。
【iPS細胞とは?】
iPS細胞というのは、
人工多能性幹細胞(Induced Pluripotent Stem Cell)のこと。
iPS細胞は、自分の皮膚などの細胞を使うため、倫理上、問題はなし。
(しかし、自分の細胞でも、倫理上、問題があると言う人も中にはいるみたい。)
iPS細胞は、自分の細胞なので拒絶反応が起こりにくいです。
【ES細胞とは?】
ES細胞というのは、胚性幹細胞(Embryonic Stem Cell)のこと。
ES細胞は、受精卵を使用するため、倫理上、問題があります。
なぜ、受精卵が倫理上問題があるのかと言うと、
受精卵というのは、受精すると赤ちゃん(命の誕生)になる訳なので、
その受精卵を使用するのはどうなのかと言う問題です。
ES細胞は、拒絶反応が起こる可能性があります。
ざっとまとめると、iPS細胞とES細胞の違いって、
こんなとこです。iPS細胞もES細胞も、どちらも万能細胞というのは一緒です。
2012年01月28日